またまたお仕事のお話。
macOS Serverの提供内容が大幅縮小
Macをメインでお使いのお客様。社内のサーバーもmacOS Serverをお使いでファイルサーバー、チャット、共有カレンダー、そしてWikiを活用されておりました。ところが、青天の霹靂、AppleがmacOS Serverの機能を大幅に縮小するとのこと。さてどうしたものかと検討と代替を進めました。
いろいろ使って終了に備える
こんな感じ↓で進めましたが、困ったのがWikiでした。
- ファイルサーバー
→ ファイル共有で対応 - チャット
→ 在席状況を文書で共有することで対応 - 共有カレンダー
→ カレンダーデータを別の共有カレンダーに移行して対応
Appleの文書によると、Wikiのデータはツールでエクスポートできるらしいのですが、どうもコマンドが文書通りに働きません。お客様はAppleの有料サポートを契約されておられるので確認したところ、macOS ServerのバージョンをWikiが使える最後のバージョンまで上げる必要があり、さらにそのためには事前にOSのバージョンアップも行わなければならない、とのこと。
バージョンアップでひと悶着
念のため当該Macの複製をご用意いただいて、なかなかの時間をかけてOSのバージョンを上げましたが、Apple Store には旧バージョンのmacOS Server が出てきません。さらにサポートで確認すると、旧のmacOS Server を購入したアカウントで無ければならないとのこと。そのアカウントは以前サポートしてくれていた方のもので、さて今さらわかるのかと思ったら、意外とすんなりわかって無事AppleStoreに再ログイン、でもダウンロード出来ない。サポートの方の言葉を思い出して、現状のServerアプリを圧縮、退避してから削除すると無事にダウンロード、アップデートが完了しました。
エクスポート出来た!、でもちょっと残念
早速文書の通りにエクスポートしてみたのですが、結局こんな感じになってしまってなんだか残念な結末になってしまいました。
- HTML形式では文書の構造が思ったより変わってしまう
- WordPress形式では本文が文字化けしてしまう
まぁ、過去の資産がゼロにならないでけでもよかったね、くらいでしょうか。情報共有は必要なので、何か別の方法を考えなければいけなさそうです。